Kanakogi Ken資産防衛研究所(Itami FX)

外国為替証拠金取引(FX)、商品及び株式指数CFD取引、不動産投資、ライフプランニングと金銭管理教育。多角的に資産防衛を考えます。特に、日本と世界の将来を担う子供たちに対して金銭管理教育を行うことは最重要課題です。

2014年05月

★★月足に注目★★

今月で5月の月足終値が確定します。

月足で注目している通貨ペアは、豪ドル/NZドル、ユーロ/円、スイスフラン/円です。
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豪ドル/NZドルは、月足終値で-1σラインを上抜けた場合は、まずは1.15NZドルを目指して上昇加速とのシナリオです。

1.15を達成すれば、1.2、そして1.24を視野に入れたいと思います(必ず上昇すると言っているのではありません)。

2ヶ月くらい前でしょうか、同時にに豪ドル/NZドルを買っていたESGの仲間と話していたときに、「2000pipsを狙いましょう」と言っていました(笑)。

もし本当に1.24まで上昇すれば2000pipsになりますが、仮にそうなった場合、ずっと所有し続けると2000pipsでも、美味しいところでエントリーし、節目できちんと利食う回転を利かせたトレードをすれば4000pipsくらいはとれます。

気が早い話はあまりしないほうがいいので、これくらいにしておきます。


月足でみるなら、ユーロ/円は130円、ユーロ/スイスフランも105円を目指して下落加速のシナリオを立てることが可能です。

シナリオのもとになっている考え方は、Eブックp8~10の「Yルール」です。

±1σラインという節目を終値で抜ければ、まずセンターラインを目指す確率が高いという相場の性質を利用した考え方です。


シナリオを立てることの利点は、上昇したら躊躇なく売れることです。

月足下落という大局でのシナリオがあるから日足や週足で上昇したら売る、というトレードができます。

そして、月足でサインが出る前に、日足や週足でエントリーして、細かく利食いする短期トレードを繰り返し(私の言う短期は数日以上です)、中長期はポジションコントロールしながら引っ張って行く、という戦略が可能になります。


月足、週足を意識して日足でトレードする利点は大きいです。

月足で買いサインが出る頃には、週足で既に利益を獲得しており、週足で買いサインが出る頃には、日足で既に利益を獲得しているという状態にすることができます。

大きな買いサインが出る頃には既に確定した利益や含み益があるので、ストレスなく大きな流れに乗って行けるのです。


こういうトレードなら、毎日30分~1時間程度もあればできてしまうので、非常に美味しいです。

☆☆スイスフラン/円☆☆

あと3日で今月の月足が確定しますね。
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終値で+1σを割ったら、来月以降大きく下落(もしかして暴落も)の可能性が高まります。

ところが日足では反対に調整上昇の兆候が出ています。
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週足では-1σという相場の分岐点に位置していますが、センターラインが下向きに変化しているので、センターラインは抵抗帯になりそうです。
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買ってもいいし、売ってもいい相場ですが、あまり買いたくありませんね。

買うなら超短期で利食いは早め(ロスカットも浅め)、売るならゆったり売る戦略が立てられそうです。

仮に日足のセンターライン近辺まで上昇すれば、絶好の売り場になりそうです。


ユーロ/円も同じ動きをしています。

来月以降、夏になるか秋になるかは分かりませんが、130円を目指して下落して行っても驚かないようにしておきたいです。

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豪ドル/NZドルが、徐々に下値を固めて、本格的な上昇トレンドに移行する前段階にいる印象です。

下向きだったボリンジャーバンドのセンターラインが平行に変化してきています。

サポートとなっていた抵抗ラインが-1σラインからセンターラインに移行してきています。

☆☆ドル/円☆☆

まずは日足。
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センターラインと-2σラインが下向きに変化しています。

今日か明日、陰線が出て、101.2円を終値で下回るならば、下落加速のシナリオです。


次に週足。
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週足でも-1σラインちょうどに位置しており、相場の分岐点と判断できます。

「投資経験ゼロの方や超初心者のためのセミナー」を6月21、22日(土、日)に東京神田で開催することになりました。
↓ ↓ ↓
http://www.eagle-fly.com/se/ef/140621.html

「FXは初めて」という方や「FXを始めたけれど右も左も分からない」という方を対象にしています。


今年になってから妻がFXを始めたのですが、当然ながら妻は最初チャートの見方もわかりませんでした。

このセミナーは、私の妻が成功トレーダーになるために、妻のために考えたコンテンツが土台になっています。

さらに、同じく昨年、FXについて何も知らないところからトレードを始め、8ヶ月で一気に超初心者から中上級者レベルまで駆け上がった原さんが、「トレードで成功するために必要なことと必要でないこと」、「最短距離で成功する秘訣」など、多岐にわたってお話をしてくださいます。

FX入門者である妻や大切な友達が、成功トレーダーになれるように手とり足とりサポートするような、そんなセミナーになればいいなと思っています。


トレード経験がある程度以上ある方や、すでにご自分のトレードスタイルを確立しておられる方にとっては、物足りない内容かもしれません。

ぜひ、これからFXを始めたい!という方に参加していただきたいと思っています。

5月、6月以降はクロス円が美味しい相場になりそうな予感ですね。

そういえば、最近数ヶ月はクロス円は分かりにくかったのでほとんど手を出していませんでした。

今月になってクロス円が「私のことを取引してください」と呼びかけているような気がしています(笑)。


こんなにたくさんの通貨ペアがあるので、分かりにくい通貨ペアに手を出す必要はまったくなく、分かりやすく美味しそうな通貨ペアを選び、しかも分かりやすく美味しそうなポイントでだけ取引すればいいと思います。

(たとえ美味しそうな通貨ペアでも、美味しくないポイントでエントリーしてしまうと痛い目に遭います。)


そして豪ドル/NZドルですね。

こちらは少なくとも1.15NZドルあたりまでは大きく上昇する可能性が高いと判断しているので(あくまで可能性です)、無理せず下げたら買いで、レバレッジはゆったりめにして上昇についていくのが賢いのではと思っています。

☆☆ユーロ/円☆☆

+1σラインと142円が売り仕掛けポイントだと思います。
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短期でも分かりやすいですが、中期の場合は下落方向がメインシナリオです。


月足をみると、+1σラインのサポートが決壊すれば、どのくらいの時間をかけてかわかりませんが、少なくとも132円くらいまで下げそうなチャートです。
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ドル/円の月足は既に+1σラインを下回っており、短中期的な反落は時間の問題と思われます。
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ユーロ/円が月足で+1σラインを割っていないのは、ユーロ/ドルが強いからです。

ただし、ユーロ/ドルが崩れると、ユーロ/円の売りはドル/円以上に美味しい取引となります。


いつも言っていることですが、エントリーポイント判断、レバレッジ管理、ストップロス、利食い戦略、売値下ストップを置くことの5つが全部必要です。

シナリオとは台本です。

脚本家は台本を書く人ですが、役者は台本を読む人です。

たとえば、私は毎朝、自分のルールに照らして分かりやすそうな通貨ペアがあれば、台本を頭の中に描きます。

理想はトレーダー全員が台本を書くことだと思いますし、台本を書くこと自体難しいことではないので、多少のトレーニングで誰でもすぐに可能になります。

でも、自分で台本を書けるようになるまでに、一定の時間がかかる場合があるので、その場合は他の人が書いた台本を読んで、書き方を学ぶわけです。


投資やトレードで「役者」だけを専門にしている人は成功しません。

自分で台本を書けるようになったり、少なくとも脚本家の台本の意図や背景にある考え方が分かるようにならなければ、正確な演技はできないと私は思います。


例えば、私は、上のほうにも書きましたが、ドル/円とユーロ/円は短期~中期的に反落をメインシナリオとしています。

豪ドル/NZドルは上昇に転換したので中長期的に1.2~1.3NZドルを目指して上昇していく(20%程度は上昇する)のをメインシナリオとしています。

ユーロ/ドルは1.4ドルを上抜けて高値更新するよりも、1.38ドルを下抜けて安値更新する可能性が高いと判断しており、これをシナリオとしています。

日経225も、5月以降大きく下落していくのをメインシナリオとしています。


先に指摘したように、シナリオは台本であり、台本は観客や役者に合わせて変更可能だということです。

自分が納得できない場合は、だれに要求されなくても書き直しをすることもあります。

「メインシナリオ」と書いたように、サブシナリオも必須です。

テレビドラマの場合は、1つの台本だけで勝負するということはあり得ず、プロデューサーが常に複数の台本を準備しておくのは普通ですし、視聴率を気にしながら脚本家に台本の調整を要求することも少なくありません。


つまり、日経225は今後短中期的に反落していく可能性が高いと考えているのですが、逆に高値更新して17,000円の大台突破ということが起こる可能性はゼロではないと思っています。

私が注目している通貨ペアに関しても、可能性が高いと判断している方向がメインシナリオですが、たとえばユーロ/ドルが1.45まで上昇しても驚いてはならない、豪ドル/NZドルが安値更新して1.0NZドルを目指すことになっても驚くにはあたらないということです。

ドル/円が再び120円を目指して上昇再開するはずがない、とだれが判断できるでしょうか。

もちろん、上に挙げたいくつかの可能性はかなり低いと私は思っています。


私たちは台本を書いており、台本を読んでいるのであって、既に出版された小説を読んでいるわけではないのです。

小説ならもう自己完結しているので、内容は変化しませんが、台本は変わります。


もう一度言えば、トレーダーは役者ではなく脚本家でなければなりません。

役者を兼務することがあったとしても、「台本を正確に読む」ことが目的であってはならず、「台本の目指している世界を正確に表現する」ことが目的でなければなりません。


「ストップロス」は台本がはずれた時のための保険です。

幸い、私たちは台本が外れて視聴率が下がっても、役者を変更したり台本を変更したり脚本家を取り換えたり、どんな手段を使ってでもその番組枠の中で視聴率を確保せよという社命は受けていません。

その番組がなくなっても、テレビ局がつぶれても、痛くもかゆくもありません。

何がなんでも常に当たるシナリオを持っていなければならないという強迫観念は必要ありません。

当たれば儲けられるし、外れてもストップロスでリスク(損失)を限定するというのが基本です。

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