今回は長期ポジションの作り方についてふれてみます。
注目のユーロ/カナダドルの週足がついに+1σラインを下回って引けました。
20ヶ月続いた上昇相場が終わった可能性が高くなっています。
何度も書いてきましたが、市場がユーロに強気、カナダドルに弱気の時に売ったユーロ/カナダドルのポジションは、今後半年から1年単位(もしくはもっと)で保有し続けられるお宝ポジションになる可能性があります。
判断の基準は、月足などの長い時間軸で強い抵抗ラインに到達し、価格的にも時間的にも達成感があることです。
この場合はフィボナッチ61.8%が効いています。
ユーロ/豪ドルについても同様です。
多くのアナリストやコメンテーターたちが「豪ドルは0.8ドルまで下落」「ユーロは1.5ドルを目指す」と言っているときが仕込み時でした。
現在、1.58豪ドルをつけた1月の天井からもう1000pips以上下落していますが、上下しながらまだ下落するとみます。
ユーロ/豪ドルが天井付近にいた時(豪ドルが0.9ドル以下、ユーロが1.4ドル近くの水準だった時)、証券会社はニュースやコメントを通して、市場に「豪ドルはもっと下がる」「ユーロはもっと上がる」というメッセージを発していました。
大口投資家や大口ファンドがユーロ売り、豪ドル買いを狙っている時に、美味しいポジションをもつためにアナリストやコメンテーターを利用して大衆にユーロを買わせ、豪ドルを売らせていた、ということでしょう。
大衆心理では長期ポジションはもてません。
最後に豪ドル/NZドル(チャート3)です。
月足の1.05NZドルに強い抵抗ラインがあります。
月足で底を見極めて、週足と日足で買いの判断をすることになります。
この通貨ペアは底値圏にいる時間が長かったです(過去形で書いていいか分かりませんが)。
逆に言うと買えるチャンスがたくさんあった(今もチャンス)ということです。
他の通貨ペアと同じように、買い時は、豪ドルが見放されていて、NZドルが利上げ観測で買いに沸いている時です。
長期ポジションについては、パラパラとレバレッジを低めに仕込んでいくことになります。
短い時間足(日足以下)で、自分のルールに合うサインが出たら、レバレッジを上げることもできます(レバレッジを上げたらストップロスがシビアになります)。
長期ポジションの仕込み時は、短期でも美味しい取引ができる時です。
利食いの目安としては、長期ですから大きく狙います。
上に挙げた3通貨ペアともに、2000~3000pipsほど狙いたいです(現在価格からではなくて天井や大底からです)。
そこまで大きく取れなかったとしても、買値上ストップや売値下ストップで守りながら、トレールでストップの位置を移動していけば、ローリスクハイリターンです。
アベノミクス初期は円売りで長期ポジションを構築する時でしたが、ここ数ヶ月は円売りの長期ポジションを作る時ではなくて、円売りポジションの利益確定をする時でした。
円がらみでの長期取引のチャンスはありませんでしたが、ちょうどよくユーロが買われたり、豪ドルやカナダドルが売られたりしたので、長期スタンスの投資家にとって美味しい時だったわけです。
短期トレードも同様ですが、長期の場合特に顕著になるのが、ファンダメンタルやテクニカルだけでは取引できないということです。
ファンダメンタルで叩き売られている通貨を買う必要があります。
叩き売られていればいいというのではなくて、もっと叩き売られる通貨と、もうすでに十分叩き売られた通貨を見分けなければなりません。
テクニカルだけに頼っては、短期で押し目買いや戻り売りならともかく、長期で仕込むにはトレンド転換サインが出てからでは遅すぎるケースが多いです。
相場の本質を見抜くことが必要です。
ファンダメンタルは、現在の相場を説明する材料に過ぎません(これからどう動くかを言い当てるのではない)。
テクニカルは、相場の本質を見抜くための手段に過ぎません。
どちらも非常に大事ですが、ファンダメンタルだけにとらわれると大衆心理になり、テクニカルだけにとらわれると目的と手段が入れ替わってしまいます。
最後に、短期トレードと長期トレードは頭の切り替えが大切です。
よく言われることですが、短期や中期では叩き売られる通貨を市場といっしょになってできるだけ早い段階から市場といっしょに叩き売らなければならないし、長期では叩き売られている通貨を買わなければならないからです。
金融危機が起こると豪ドル/円やカナダドル/円などの通貨ペアで長期ポジションをもつチャンスが訪れますから、準備が必要です。
長期ポジションを仕込む場合は、「なんでこんなときに買うの?」という時がほとんどなので、大衆心理にならないように相場の本質を見抜くトレーニングをしておくことも大切かもしれません。
注目のユーロ/カナダドルの週足がついに+1σラインを下回って引けました。
20ヶ月続いた上昇相場が終わった可能性が高くなっています。
何度も書いてきましたが、市場がユーロに強気、カナダドルに弱気の時に売ったユーロ/カナダドルのポジションは、今後半年から1年単位(もしくはもっと)で保有し続けられるお宝ポジションになる可能性があります。
判断の基準は、月足などの長い時間軸で強い抵抗ラインに到達し、価格的にも時間的にも達成感があることです。
この場合はフィボナッチ61.8%が効いています。
ユーロ/豪ドルについても同様です。
多くのアナリストやコメンテーターたちが「豪ドルは0.8ドルまで下落」「ユーロは1.5ドルを目指す」と言っているときが仕込み時でした。
現在、1.58豪ドルをつけた1月の天井からもう1000pips以上下落していますが、上下しながらまだ下落するとみます。
ユーロ/豪ドルが天井付近にいた時(豪ドルが0.9ドル以下、ユーロが1.4ドル近くの水準だった時)、証券会社はニュースやコメントを通して、市場に「豪ドルはもっと下がる」「ユーロはもっと上がる」というメッセージを発していました。
大口投資家や大口ファンドがユーロ売り、豪ドル買いを狙っている時に、美味しいポジションをもつためにアナリストやコメンテーターを利用して大衆にユーロを買わせ、豪ドルを売らせていた、ということでしょう。
大衆心理では長期ポジションはもてません。
最後に豪ドル/NZドル(チャート3)です。
月足の1.05NZドルに強い抵抗ラインがあります。
月足で底を見極めて、週足と日足で買いの判断をすることになります。
この通貨ペアは底値圏にいる時間が長かったです(過去形で書いていいか分かりませんが)。
逆に言うと買えるチャンスがたくさんあった(今もチャンス)ということです。
他の通貨ペアと同じように、買い時は、豪ドルが見放されていて、NZドルが利上げ観測で買いに沸いている時です。
長期ポジションについては、パラパラとレバレッジを低めに仕込んでいくことになります。
短い時間足(日足以下)で、自分のルールに合うサインが出たら、レバレッジを上げることもできます(レバレッジを上げたらストップロスがシビアになります)。
長期ポジションの仕込み時は、短期でも美味しい取引ができる時です。
利食いの目安としては、長期ですから大きく狙います。
上に挙げた3通貨ペアともに、2000~3000pipsほど狙いたいです(現在価格からではなくて天井や大底からです)。
そこまで大きく取れなかったとしても、買値上ストップや売値下ストップで守りながら、トレールでストップの位置を移動していけば、ローリスクハイリターンです。
アベノミクス初期は円売りで長期ポジションを構築する時でしたが、ここ数ヶ月は円売りの長期ポジションを作る時ではなくて、円売りポジションの利益確定をする時でした。
円がらみでの長期取引のチャンスはありませんでしたが、ちょうどよくユーロが買われたり、豪ドルやカナダドルが売られたりしたので、長期スタンスの投資家にとって美味しい時だったわけです。
短期トレードも同様ですが、長期の場合特に顕著になるのが、ファンダメンタルやテクニカルだけでは取引できないということです。
ファンダメンタルで叩き売られている通貨を買う必要があります。
叩き売られていればいいというのではなくて、もっと叩き売られる通貨と、もうすでに十分叩き売られた通貨を見分けなければなりません。
テクニカルだけに頼っては、短期で押し目買いや戻り売りならともかく、長期で仕込むにはトレンド転換サインが出てからでは遅すぎるケースが多いです。
相場の本質を見抜くことが必要です。
ファンダメンタルは、現在の相場を説明する材料に過ぎません(これからどう動くかを言い当てるのではない)。
テクニカルは、相場の本質を見抜くための手段に過ぎません。
どちらも非常に大事ですが、ファンダメンタルだけにとらわれると大衆心理になり、テクニカルだけにとらわれると目的と手段が入れ替わってしまいます。
最後に、短期トレードと長期トレードは頭の切り替えが大切です。
よく言われることですが、短期や中期では叩き売られる通貨を市場といっしょになってできるだけ早い段階から市場といっしょに叩き売らなければならないし、長期では叩き売られている通貨を買わなければならないからです。
金融危機が起こると豪ドル/円やカナダドル/円などの通貨ペアで長期ポジションをもつチャンスが訪れますから、準備が必要です。
長期ポジションを仕込む場合は、「なんでこんなときに買うの?」という時がほとんどなので、大衆心理にならないように相場の本質を見抜くトレーニングをしておくことも大切かもしれません。